運動療育の効果は、体力がつくことだけではありません。感覚の受け取り方、集中力、体の使い方、自信、友達との関わりという5つの面で、発達を支えることが期待できます。この記事では、運動療育の考え方と5つのメリット、家庭での関わり方、いわき市の運動型放課後等デイサービスの取り組みを紹介します。
運動療育とは
運動療育とは、運動や遊びを通して、お子さまの発達を支える療育(発達をうながす支援)のことです。感覚統合の考え方を土台に、粗大運動(走る・跳ぶなど体全体を使う大きな動き)、微細運動(指先を使う細かい動き)、身体意識(自分の体の位置や大きさをつかむ感覚)などを、まとめて育てることを目指します。
大切なのは「鍛える」よりも「楽しく体を動かす」ことです。できた、楽しかったという体験が積み重なると、次の挑戦への意欲にもつながります。
運動療育に期待できる5つのメリット
5つのメリットと、日常生活で変化が見えやすい場面をまとめました。
| メリット | 日常で見えやすい場面 |
|---|---|
| ① 感覚の受け取り方を整える | 触られる・音がするなどへの反応、気持ちの落ち着き |
| ② 集中力・注意力を育てる | 座る姿勢、話を最後まで聞く |
| ③ 協調運動を育てる | 着替え、箸の使い方、字を書く |
| ④ 自己肯定感・達成感 | 新しいことへの挑戦、「やってみる」気持ち |
| ⑤ 社会性・コミュニケーション | 順番を待つ、ルールを守る、友達と協力する |
① 感覚の受け取り方を整える(感覚統合)
感覚統合とは、目や耳、皮ふ、体のバランスなどから入るさまざまな情報を、脳が整理してまとめるはたらきです。触れられることが苦手、音に敏感といった感覚の特性があるお子さまもいます。揺れる・跳ぶ・ぶら下がるなどの運動で、いろいろな感覚を心地よく経験することは、感覚の受け取り方を整えていくことにつながります。
② 集中力・注意力を育てる
体を動かしてエネルギーを発散したあとは、気持ちが落ち着きやすくなるお子さまもいます。また、姿勢を保つ力が育つと、座って話を聞く場面でも疲れにくくなることが期待できます。運動は、集中しやすい状態をつくる土台のひとつです。
③ 協調運動を育てる
協調運動とは、目と手、左右の手足など、体のいくつかの部分を連動させて動かすことです。ボールを捕る、タイミングを合わせて跳ぶといった経験は、着替えや箸の使い方、字を書くといった日常の「体の使い方」の土台づくりにつながります。
④ 自己肯定感・達成感を積み重ねる
運動は、昨日より高く跳べた、ボールを捕れたなど、がんばった成果が目に見えやすい活動です。小さな「できた!」を積み重ねることが、自分に自信を持つことにつながります。
⑤ 社会性・コミュニケーションを育てる
集団での運動には、順番を待つ、ルールを守る、友達と協力するといった場面が自然に含まれます。遊びの中で経験することで、人との関わり方を少しずつ身につけていくことが期待できます。
メリットを引き出すための家庭での関わり方
- できたことを具体的にほめる:「最後まで跳べたね」など、何ができたのかを言葉にする
- 楽しめる運動から始める:苦手な運動を無理にさせず、好きな遊びを入口にする
- ほかの子と比べない:比べる相手は、その子の前回の姿にする
変化の出方やペースは、お子さま一人ひとり違います。気になることがあるときは、通っている事業所や学校、医療機関に相談しながら進めましょう。
よくあるご質問
Q. 運動が苦手な子でも運動療育を受けられますか?
運動療育は、運動が得意な子のためのものではありません。苦手な子こそ、遊びの要素を取り入れて「楽しい」から始めることが大切です。見学や体験で、お子さまの反応を確かめてみてください。
Q. どのくらいで効果が出ますか?
変化の出方には個人差があり、「いつまでに必ず」とは言えません。短い期間の結果よりも、続けて通う中での小さな変化に目を向けることをおすすめします。
Q. 放課後等デイサービスで運動療育を受けるには何が必要ですか?
市区町村が発行する受給者証が必要です。いわき市では、お住まいの地区の保健福祉センターが相談・申請の窓口です。詳しくは受給者証の申請をご覧ください。
いわき市で運動療育を受けるなら i-stepジュニア
i-stepジュニアは、いわき市にある運動型の放課後等デイサービスです。単に走る・跳ぶ・体力をつけることを目的にした体育教室ではなく、お子さま一人ひとりの発達特性に合わせて、感覚統合・協調運動・体幹強化・見る力・手先の動き・集団でのルール理解などを、遊びや運動プログラムの中で育てていきます。
サッカーやバスケなどの球技やスラックラインなどを取り入れ、周囲を見る力や瞬時の判断、バランス感覚、姿勢保持と注意力などを育てることを目指しています。対象は主に小学生で、定員は10人です。
「体を動かす楽しさ」を入口に、姿勢・集中・力加減・順番を待つ力・友達と関わる力・自信を育てるサポートをしています。詳しくはi-stepジュニア(運動型)の事業所ページをご覧ください。
運動療育を実際に体験してみませんか?
無料見学・体験はこちら関連記事
- いわき市の放課後等デイサービスの選び方|タイプの違いと失敗しない7つのチェックポイント
- 運動型放課後等デイサービスの1日|アイステップジュニアの実際のスケジュール
- 小学生の発達支援|運動で育てる「脳と体のつながり」
いわき市のi-stepの放課後等デイサービス:i-stepジュニア(運動型・主に小学生)
